2010年12月27日
ナンガ センターZIPバッグ450DX
初めてのダウンシュラフ&初めてのマミー型を購入。
ナチュラムとナンガのコラボレーションモデルで、情報が少ないかもしれないのでひととおり紹介してみたい。
ナンガ(NANGA) センターZIPバック 450DX
基本スペックのおさらい。
中綿素材:ホワイトダウンダック
フィルパワー:760FP
羽毛量:450g(レギュラーサイズ)
総重量:約790g(レギュラーサイズ)
構造:シングルキルト
使用時寸法:210×80cm(身長175cmまで)
収納時寸法:Φ14×30cm
色は、表側が赤、裏が黒、内側はやや濃いめの茶色といったところ。
ナチュラムとナンガのコラボレーションモデルで、情報が少ないかもしれないのでひととおり紹介してみたい。
ナンガ(NANGA) センターZIPバック 450DX
基本スペックのおさらい。
中綿素材:ホワイトダウンダック
フィルパワー:760FP
羽毛量:450g(レギュラーサイズ)
総重量:約790g(レギュラーサイズ)
構造:シングルキルト
使用時寸法:210×80cm(身長175cmまで)
収納時寸法:Φ14×30cm
色は、表側が赤、裏が黒、内側はやや濃いめの茶色といったところ。
基本的にナチュラムさんの製品紹介写真、よくできていると思うのだが、もうちょっとつっこんで細かいとこを補足したい。
まずセンタージッパー裏の防寒対策。ジッパーの裏側を覆うようにフラップ状になっている。平行して走る縫い目の下側にある袋状の部分(写真で少してかっているところ)にもダウンが入っている。
ナチュラムさんの詳細写真ではここの部分が平べったく見えるのだが、ロフトが回復するまで待てない状態で撮影したのかも(ブツ撮り、忙しいだろうからね)。
次の写真は実際に寝るとき、内側からジッパーを操作しているという想定で。
ジッパーのタブがこのように内側にまで回り込むので(当たり前か!)、中からフラップを少し引き下ろしていればスムーズにジッパーを動かせる。
平行に走る縫い目の部分がややゴワゴワした板のような感触になっているため、フラップの一部を引っ張るだけで全体が動く。このためジッパーが噛みにくくなっているようだ。
頭部を絞るドローコード(でいいのかな?)は左側にある。
上下を縫い合わせている部分のアップ。
シングルキルト構造なので、青いステッチの部分は表地と裏地がペッタンコ。あまり耐寒性能を追究したモデルではないことがわかる。
写真ではわかりにくいかもしれないが、青糸のステッチは直線縫いではなく、針穴部分が多少オーバーラップするような、わずかにジグザグな縫い方をしてある。
足下側にもジッパーがあり、上下2箇所で開閉できる。ジッパーはYKK製。
足下のジッパーの裏側はこのように袋状になっている。これも寒気対策?
裏側のやや足下寄りにタグが縫いつけてあった。
商品が届いてから2回ほど、試しに寝てみた。
2Fのフローリングの部屋で、薄手の銀マット+サーマレストZ-Liteを併用。
もちろん地面からの冷気が上がってくるといったことはないが、家の裏からの川風が抜けていくように窓2箇所を少し開けておいた。就寝時(午前0時頃)の室温は8℃といったところ。
中に入っての印象は、「広い!」。
マミー型というのはもっと「拘束感」のあるものかと思っていたのだが、これなら封筒型とたいして変わらないんじゃ?
だいたいどんな感じかというと、腕を体の両脇につけてごく普通に仰向けに寝たとき、手を広げると内側の生地にすぐ触れられるくらい。腕を動かすのに不自由はない。
ところが脚のほうは肩幅ぐらいに脚を開いて突っ張れるくらいの広さが楽にある。
で、このせいだと思うのだが、足下が特に寒い。
快適温度の表記が-5℃だから、8℃程度の室内ならヌクヌク寝られるものだとばかり思っていたが、どうもそういうワケにはいかないらしい。
風が生地から温度を奪っていくようで、手を出して表面に触ってみるとびっくりするくらい冷たいし、内側もマットのある背中側はやや温かいものの、上のほうはひんやり。
結局、封筒型シュラフのジッパーを開いて上に掛けた状態でようやく眠れた。
足下を絞れるように内側にドローコードつかないかな、などと勝手な妄想したりして。
とにかくカバーとか衣類とかの組み合わせを考えて使わないといけないようだ。
せいぜい紅葉の時期までのキャンプ+車内での防寒用といった使い方を考えての購入なので、まあこんなものかという気もするが、ナチュラムさんではウィンター用としてカテゴライズされているのはちょっと気になる。
同じナンガの製品でフィルパワー760FP、中綿量450gというところまでは同等のオーロラ450DXは快適温度域が-11℃~と、このセンターZIP450DXとはかなりの差がある。
構造の違いなどに起因する差だと思うが、単に「ダウン量が450g」というところだけに目を奪われないようにしないと。
むしろ3シーズン用としたほうが幅広いユーザーにアピールできるんじゃないかという気もする。肩口は広いし、上下のジッパーで温度の調整もしやすそうだし、足を出して寝ることもできるから、使える場面はすごく広そうだと思うのだがどうだろう・・・。
同じカラーリング(赤・黒)でボックスキルト構造のセンターZIP600DXや800DXも登場して、本格的なウィンター用も選べるようになったことだし。
ナンガ(NANGA) センターZIPバック 600DX
アフェリエイトリンクは色が違ってますな。コレとは別に赤×黒が登録されているのだが・・・
ナンガ(NANGA) センターZIPバック 800DX
こちらはちゃんとロッソ・ネロ。
12月14日 補足
昨夜は室温が15℃近くあったので(雨だったので窓は閉鎖)、秋冬もののトレーニング用スーツではなくふつうのパジャマで寝てみたところ、初めてシュラフ内全体が暖まるのを実感できた。
内側の生地表面も冷たくないし、ロフトもこれまでになくパンパンに張っている感じがする。
どうやら体が発する熱を吸収してダウンが膨らみ、本来の保温性を発揮するようだ。
そういえば「キャンプ場に着いたら早めにシュラフを広げておくとよい」といった記述を見た記憶があるが、単に広げるだけでなく、日光に当てて暖めるといいということか? でもナイロン生地だと紫外線に弱いか・・・。
逆にいえば、雨の夕方にキャンプ地に着くような場合、ダウンシュラフだと本来の性能は望めないということにもなりそうだが。
首周りにゆとりがありすぎて、足を動かしたりすると、せっかく暖まったシュラフ内の空気が出てしまうのは困る。マフラーやストールで対策したほうがいいかも。
12月15日 補足
ふたご座流星群が曇天で空振りだったので、早めに帰宅してナンガで就寝テスト。
室温10℃ 窓開放 風あり
イスカのシュラフシーツサイドジッパーを入れてみる。
肩口から暖気が抜けるのはかなり抑えることができて快適。
足下もムダな広さがなく、体が温かいうちはシュラフのみよりいい感じ。
ただし、シュラフ内全体(→シュラフとインナーシーツの間)の温かさは、やや劣るようで、時間の経過とともに足下が寒くなる気がする。
体温がシュラフ内へ伝わるのをインナーシーツが抑えているという感じか・・・?
12月16日 補足
全国的に冷え込むということで期待してまたテストしたが、夜半前に室温が5℃まで下がったあとはほとんと低下がなく、いまいち期待はずれに終わった。
インナーシーツはなしにして、少し厚手のスウェットで寝てみたが全体的な印象は変わらず。
いろいろ文句があるように読めるかもしれないが、実は自分の想定する用途にはどストライクなものを買ったのではないかという気がしている。
いろいろ試しているのは、組み合わせるシュラフカバーや衣類、カイロなどを洗い出して、トータルな荷物の量を試算するため。
12月27日 補足
クリスマス寒波の襲来を受けて再度挑戦。
23時で室温3℃、シュラフが直接寒風にさらされることはないが高窓を開けているので冷気は侵入してくるという状態。
着衣は前回同様、長袖の化繊シャツにやや厚手のスウェットとごくふつうのソックス。
結果はかなり快適に就寝できた!
ポイントはどうやら「顔の出し方」ではないかと思う。
ドローコードをギリギリまで絞り込んで肩口から顔にかけての空気の通り道をできるだけ塞いだら、中で多少動いても空気が逃げていきにくくなった。
ただ、このとき「口だけ出ている」ような状態なのだが、ホントにこれでいいのか若干の疑問は残る。
なにかもっとちゃんとした使い方があるんじゃ中廊下と・・・。
それと、寝返りを打つと中の空気が逃げるので、硬直姿勢を強いられるのがちとわずらわしい。完全に眠っていればたぶん関係ないのだろうが。
なにはともあれ、中ポカポカとはいかないが、普通になんの問題もなく眠れるのはわかった。
あとは着衣やカバーなどで対応ですな。
2011年05月28日 補足
台風接近のせいか連日雨であまり暑くもない中、再び室内就寝テスト。
フードから頭を出していれば、普通に寝れる。
というか、暑くなったら腕を出せばいいし、もっと暑くなったら足を出して寝ればよい。
こゆとこの使い勝手は、センターZIP&ダブルジッパーならでは。かなり幅広く使えそう。
いずれ夏の蒸し暑い夜も試してみるつもり。
2011年11月24日 補足
ついにヌクヌクで熟睡できるようになった!
まずセンタージッパー裏の防寒対策。ジッパーの裏側を覆うようにフラップ状になっている。平行して走る縫い目の下側にある袋状の部分(写真で少してかっているところ)にもダウンが入っている。
ナチュラムさんの詳細写真ではここの部分が平べったく見えるのだが、ロフトが回復するまで待てない状態で撮影したのかも(ブツ撮り、忙しいだろうからね)。
次の写真は実際に寝るとき、内側からジッパーを操作しているという想定で。
ジッパーのタブがこのように内側にまで回り込むので(当たり前か!)、中からフラップを少し引き下ろしていればスムーズにジッパーを動かせる。
平行に走る縫い目の部分がややゴワゴワした板のような感触になっているため、フラップの一部を引っ張るだけで全体が動く。このためジッパーが噛みにくくなっているようだ。
頭部を絞るドローコード(でいいのかな?)は左側にある。
上下を縫い合わせている部分のアップ。
シングルキルト構造なので、青いステッチの部分は表地と裏地がペッタンコ。あまり耐寒性能を追究したモデルではないことがわかる。
写真ではわかりにくいかもしれないが、青糸のステッチは直線縫いではなく、針穴部分が多少オーバーラップするような、わずかにジグザグな縫い方をしてある。
足下側にもジッパーがあり、上下2箇所で開閉できる。ジッパーはYKK製。
足下のジッパーの裏側はこのように袋状になっている。これも寒気対策?
裏側のやや足下寄りにタグが縫いつけてあった。
商品が届いてから2回ほど、試しに寝てみた。
2Fのフローリングの部屋で、薄手の銀マット+サーマレストZ-Liteを併用。
もちろん地面からの冷気が上がってくるといったことはないが、家の裏からの川風が抜けていくように窓2箇所を少し開けておいた。就寝時(午前0時頃)の室温は8℃といったところ。
中に入っての印象は、「広い!」。
マミー型というのはもっと「拘束感」のあるものかと思っていたのだが、これなら封筒型とたいして変わらないんじゃ?
だいたいどんな感じかというと、腕を体の両脇につけてごく普通に仰向けに寝たとき、手を広げると内側の生地にすぐ触れられるくらい。腕を動かすのに不自由はない。
ところが脚のほうは肩幅ぐらいに脚を開いて突っ張れるくらいの広さが楽にある。
で、このせいだと思うのだが、足下が特に寒い。
快適温度の表記が-5℃だから、8℃程度の室内ならヌクヌク寝られるものだとばかり思っていたが、どうもそういうワケにはいかないらしい。
風が生地から温度を奪っていくようで、手を出して表面に触ってみるとびっくりするくらい冷たいし、内側もマットのある背中側はやや温かいものの、上のほうはひんやり。
結局、封筒型シュラフのジッパーを開いて上に掛けた状態でようやく眠れた。
足下を絞れるように内側にドローコードつかないかな、などと勝手な妄想したりして。
とにかくカバーとか衣類とかの組み合わせを考えて使わないといけないようだ。
せいぜい紅葉の時期までのキャンプ+車内での防寒用といった使い方を考えての購入なので、まあこんなものかという気もするが、ナチュラムさんではウィンター用としてカテゴライズされているのはちょっと気になる。
同じナンガの製品でフィルパワー760FP、中綿量450gというところまでは同等のオーロラ450DXは快適温度域が-11℃~と、このセンターZIP450DXとはかなりの差がある。
構造の違いなどに起因する差だと思うが、単に「ダウン量が450g」というところだけに目を奪われないようにしないと。
むしろ3シーズン用としたほうが幅広いユーザーにアピールできるんじゃないかという気もする。肩口は広いし、上下のジッパーで温度の調整もしやすそうだし、足を出して寝ることもできるから、使える場面はすごく広そうだと思うのだがどうだろう・・・。
同じカラーリング(赤・黒)でボックスキルト構造のセンターZIP600DXや800DXも登場して、本格的なウィンター用も選べるようになったことだし。
ナンガ(NANGA) センターZIPバック 600DX
アフェリエイトリンクは色が違ってますな。コレとは別に赤×黒が登録されているのだが・・・
ナンガ(NANGA) センターZIPバック 800DX
こちらはちゃんとロッソ・ネロ。
12月14日 補足
昨夜は室温が15℃近くあったので(雨だったので窓は閉鎖)、秋冬もののトレーニング用スーツではなくふつうのパジャマで寝てみたところ、初めてシュラフ内全体が暖まるのを実感できた。
内側の生地表面も冷たくないし、ロフトもこれまでになくパンパンに張っている感じがする。
どうやら体が発する熱を吸収してダウンが膨らみ、本来の保温性を発揮するようだ。
そういえば「キャンプ場に着いたら早めにシュラフを広げておくとよい」といった記述を見た記憶があるが、単に広げるだけでなく、日光に当てて暖めるといいということか? でもナイロン生地だと紫外線に弱いか・・・。
逆にいえば、雨の夕方にキャンプ地に着くような場合、ダウンシュラフだと本来の性能は望めないということにもなりそうだが。
首周りにゆとりがありすぎて、足を動かしたりすると、せっかく暖まったシュラフ内の空気が出てしまうのは困る。マフラーやストールで対策したほうがいいかも。
12月15日 補足
ふたご座流星群が曇天で空振りだったので、早めに帰宅してナンガで就寝テスト。
室温10℃ 窓開放 風あり
イスカのシュラフシーツサイドジッパーを入れてみる。
肩口から暖気が抜けるのはかなり抑えることができて快適。
足下もムダな広さがなく、体が温かいうちはシュラフのみよりいい感じ。
ただし、シュラフ内全体(→シュラフとインナーシーツの間)の温かさは、やや劣るようで、時間の経過とともに足下が寒くなる気がする。
体温がシュラフ内へ伝わるのをインナーシーツが抑えているという感じか・・・?
12月16日 補足
全国的に冷え込むということで期待してまたテストしたが、夜半前に室温が5℃まで下がったあとはほとんと低下がなく、いまいち期待はずれに終わった。
インナーシーツはなしにして、少し厚手のスウェットで寝てみたが全体的な印象は変わらず。
いろいろ文句があるように読めるかもしれないが、実は自分の想定する用途にはどストライクなものを買ったのではないかという気がしている。
いろいろ試しているのは、組み合わせるシュラフカバーや衣類、カイロなどを洗い出して、トータルな荷物の量を試算するため。
12月27日 補足
クリスマス寒波の襲来を受けて再度挑戦。
23時で室温3℃、シュラフが直接寒風にさらされることはないが高窓を開けているので冷気は侵入してくるという状態。
着衣は前回同様、長袖の化繊シャツにやや厚手のスウェットとごくふつうのソックス。
結果はかなり快適に就寝できた!
ポイントはどうやら「顔の出し方」ではないかと思う。
ドローコードをギリギリまで絞り込んで肩口から顔にかけての空気の通り道をできるだけ塞いだら、中で多少動いても空気が逃げていきにくくなった。
ただ、このとき「口だけ出ている」ような状態なのだが、ホントにこれでいいのか若干の疑問は残る。
なにかもっとちゃんとした使い方があるんじゃ中廊下と・・・。
それと、寝返りを打つと中の空気が逃げるので、硬直姿勢を強いられるのがちとわずらわしい。完全に眠っていればたぶん関係ないのだろうが。
なにはともあれ、中ポカポカとはいかないが、普通になんの問題もなく眠れるのはわかった。
あとは着衣やカバーなどで対応ですな。
2011年05月28日 補足
台風接近のせいか連日雨であまり暑くもない中、再び室内就寝テスト。
フードから頭を出していれば、普通に寝れる。
というか、暑くなったら腕を出せばいいし、もっと暑くなったら足を出して寝ればよい。
こゆとこの使い勝手は、センターZIP&ダブルジッパーならでは。かなり幅広く使えそう。
いずれ夏の蒸し暑い夜も試してみるつもり。
2011年11月24日 補足
ついにヌクヌクで熟睡できるようになった!
Posted by Gizmo at 10:45│Comments(0)
│就寝系
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